如月 文実(きさらぎ ふみじつ)です。うわさのウルトラファミリーその1 3作品を投稿いたします。

 わが、四コマ物語ワールドにようこそ。作家としての人格、如月 文実(きさらぎ
 ふみじつ)です。
 セブンの息子、ウルトラマンゼロの映画が放映されていますね。
 と、いうことて、今回の四コマ物語は、以下の3作品です。

うわさのウルトラファミリー
如月文実
 この四コマ物語は、あくまでうわさであり、実際のウルトラファミリーとは関係あ
りません。

 うわさのウルトラマン
 (1) ウルトラマンは喜んだ。ベムラーと言う怪獣を、宇宙の墓場へ護送中、宇
宙大学教授の就任通知が届いたのである。ウルトラマンは、自分にコンプレックスを
持っていた。強いヒーローになろうと、友達のゾフィと共に、ウルトラの父に弟子入
りしたのだが、ドンドン実力を上げていくゾフィに比べ、のびなやんでいた。ゾフィ
には、次の宇宙警備隊の隊長の席が約束されている。これにたいしウルトラマンは、
後輩のセブンやエースにも、戦闘能力では、追い越されてしまった。力で張り合った
のでは自分に勝ち目はない。そう悟ったウルトラマンは、宇宙大学享受という肩書き
を得ることで、他の頭はよろしくない同僚と張り合おうとしたのだ。
(2) と、その時、警報が鳴った。なんとベムラーが、青い引責型の宇宙船を乗
っ取り逃げ出したのだ。そう、電報が届いたのは、ちょうどベムラーをオリに閉じこ
めようとした時だった。ウルトラマンはあまりのうれしさに、うっかり鍵を閉めるの
を忘れていたのだった。ベムラーは、怪獣とはいえ、小学校6年生くらいの知能はあ
った。適当にスイッチを押して、みごと宇宙へ脱出した。ウルトラマンは、赤い宇宙
船でベムラーを追いかけた。
 (3) しかし、銀河系内、太陽系第3惑星付近で、やっとベムラーに追いつきか
けた時、ウルトラマンはまたドジをしてしまった。地球所属のジェットビートルとい
う宇宙船に謝って激突し、自分の宇宙船を壊しただけでなく、ジェットビートル乗組
員のハヤタ退院の命をあやめてしまったのであった。結局ウルトラマンは、地球にて
ベムラーを宇宙船ともども葬ったのだが、罰として、ハヤタ退院に命を預け、1年
間(実際には、ぜっとんという怪獣に負けて9ヶ月間だったが)地球にとどまり、怪
獣退治をすることを命じられた。
 (4) このうわさを聞きつけたウルトラマンは、急遽、円谷プロと共に記者会見
を行った。そして、このうわさは、怪獣軍団の作ったデッチあげであり、事実無根で
あることを強調した。

うわさのウルトラセブン
 (1) ウルトラマンの家に、突然、ウルトラセブンが押し掛けてきた。最近、ウ
ルトラマンが開発した新兵器、ウルトラブレスレットをわたせと言うのだ。聞くと、
今、地球に赴任している帰ってきたウルトラマンが、ベムスターと言う怪獣と戦って
いる。ベムスターは、とても強い怪獣で、とうてい、帰ってきたウルトラマンには勝
ち目はない。そこで、ウルトラブレスレットをわたし、援護したいと言うのだ。この
申し出に、ウルトラマンは最初、難色を示した。ウルトラブレスレットは、自分の弱
さを補うために、自らが開発した新兵器だ。それを、ウルトラの兄弟とは言え、他の
者のために使いたくはなかった。それに、だったらなぜ、ゼットンと言う怪獣に負け
そうになったところで、なぜ自分を助けてくれなかったのだと言う不満もあった。し
かし、その心理を逆手に取ったセブンの、「自分が強くなりたいがために、弟を見殺
しにするのか。」「もしかして、自分がゼットンと戦った時、援護をしてもらえなか
ったことをひがんでいるのでは…。」と言う言葉に、なにも反論できなくなり、ウル
トラマンはしぶしぶ、ウルトラブレスレットをセブンにわたした。
 (2) セブンが地球に向かっている時、ちょうど、ベムスターにコテンパンにや
られた帰ってきたウルトラマンが、パワーを得ようと、太陽に向かっているところだ
った。セブンは、「これを使えば、いかなる宇宙怪獣とも互角に戦える」と、ウルト
ラブレスレットを帰ってきたウルトラマンにわたした。そしてそれは、ウルトラマン
が作り、託したことを伝えた。帰ってきたウルトラマンは、ウルトラマンに感謝した
。その後セブンは、ぼそごそ耳打ちし、ウルトラの星へ帰った。この後、帰ってきた
ウルトラマンが、ウルトラブレスレットを使い、ベムスターを倒したことは言うまで
もない。
 (3) 1年間の任期を終え、帰ってきたウルトラマンは、無事ウルトラの星に帰
ってきた。帰ってきたウルトラマンは、ウルトラマンとセブンに感謝し、セブンは、
ブレスレットを託したウルトラマンを、おもいっきりよいしょした。このため、ウル
トラマンもセブンをよいしょせざるを得なくなった。また、次に赴任したウルトラマ
ンエースについては、単独で3回助けに行く。こおして、両ウルトラマンとエースの
信任を受けたウルトラセブンは、ウルトラの父と隊長のゾフィにひとつの提案をした
。それは、もう1度、地球に赴任することだった。セブンには、ひとつの思いがあっ
た。それは、地球でわかれた女、アンヌと再会することだった。セブンは、地球に赴
任するとすぐ、ケガを理由に、怪獣退治をさぼり、たまたま、地球に移住していた、
ウルトラマンレオにその代役を勤めさせた。そして、その間、マックの隊長を片手間
に、わかれた女を捜し、もう、子持ちになっていたが、望みどおり、女と再会するこ
とができた。
 (4) このうわさを聞きつけたウルトラセブンは、急遽、円谷プロと共に記者会
見を行った。そして、このうわさは、怪獣軍団の作ったデッチあげであり、事実無根
であることを強調した。

 うわさの帰ってきたウルトラマン
 (1) ウルトラマンのユニフォームに、赤い線を1本付け加え、ズボンの模様も
、ださいバミューダーから、トランクスにして、帰ってきたウルトラマンは、地球に
赴任することとなった。地球に赴任中、彼が体を借りた男の名は、「郷 秀樹」。彼
の体を借りた理由は、表向きには、この男が、勇敢な青年だからとなっているが、実
はそうではない。本当の理由はふたつある。ひとつは、アイドルデビューまじかい、
「郷 ひろみ」、「西城 秀樹」を合わせたような名前だったから。もうひとつは、
彼にはすでに、女がいたからである。 
 (2) こうして、帰ってきたウルトラマンは、正義の味方として、怪獣退治をす
るかたわら、人間である時、職場においては、職場の女と、私生活の場においては、
私生活の場の女と、イチャイチャして楽しい時を過ごした。キングザウルス三世と言
う怪獣が出た時は、あやうく、私生活の場での女の弟に、ふたまたをかけていること
がバレそうになったが、なんとかごまかした。
 (3) しかし、正義の味方が女にうつつをぬかしていたのでは、そこに必ずすき
ができる。案の定、ナックル星人はそのすきをつき、私生活の場での女を暗殺し、心
の動揺を誘った。そして、ブラックキングと言う怪獣と共に、一度は帰ってきたウル
トラマンを倒した。この後、ウルトラマンと、ウルトラセブンに助けられ、ナックル
星人とブラックキングを倒したのはいいが、帰ってきたウルトラマンの悪いくせはな
おらなかった。その後すぐ、私生活の場で新しい女を見付け、また、ふたまたかけて
、楽しい時を過ごした。そして、帰還直前に、新しい私生活の場の女の夢の中に侵入
し、そこで、とりあえず、結婚式をあげてから、ウルトラの星に帰って行った。
 (4) このうわさを聞きつけた帰ってきたウルトラマンは、急遽、円谷プロと共
に記者会見の席をもうけた。そして、このうわさは、怪獣軍団が作りあげたデッチあ
げであり、事実無根であることを強調した。

ーーー 四コマ物語 説明

四コマ物語とは
 (1) 四コマ物語とは、私、如月文実(きさらぎ ふみじつ)が新たに開発した
文学形態(?)です。
 (2) 四コマ物語は、起承転落の4小節からなる小説です。
 (3) 題材は、日常生活のできごと・道端で転がっているような話・スポ−ツ・
社会風刺・おとぎ話・パロディ−などさまざまです。
 (4) みなさんも挑戦してみませんか。そして、001、002と、ネットの中に四コ
マ物語ワールドを作ってみませんか。

 特徴、可能性
 (1) 文が短く、読みやすい・読むのにつらくない。
 (2) その中にもジャンルがいろいろある。
(3) ジャンルの中でもバカバカしいのからシビヤーなものまで、バライティー
にとむ。
 (4) ジャンルがいろいろあり、この先好きなものだけ拾い読みできる。
 (5) ジャンルがいろいろあり、老若男女はばひろく楽しめる。
 (6) 読者自信が自由に新たな四コマ物語のサイトを作ることも可能。
 (7) この形式に当てはめればだれでも簡単に小節が書ける。
 (8) この形式に当てはめて、既存の小説を四コマ物語にすることができる(要
約四コマ)。
 (9) これを元に短編、長編小説を書くことも可能。 
 (10) (4)[落]を組替えることにより小説を改造できる(陰、陽)。
 (11) 将来、俳句、和歌のように、「四コマ物語集」ができるかも?
 (12) 将来、四コマ物語の大きなネットができるかも?