お遍路さんもいいけれど、本間 食郎(ほんま くろう)の三浦七福神巡り その4 第5番から第3番まで

 次の第5番は、長安寿老人(ちょうあんじゅろうじん)様がまつられている、白髭
(しらひげ)神社。第7、6番は、お寺に神様だったが、今度は神社に神様である。
山道を下りて、京急の高架の下を通ったあたりから、山から街へと入る。
 この第6番から第5番が一番距離がある。道筋は、国道をそって歩くのだが、歩道
の肥大側が道路、右側には、大きな谷が広がる。
 また、道の途中には、北原白秋の説明看板があり、読んでもらった。ここ三浦は、
北原白秋がこよなく愛し、滞在した所として、このような看板や、記念碑がある。
 白髭神社は、小網代湾の所にあり、道路から湾に向って急な坂を下る。湾では、多
くのカラスの鳴き声がきこえた。この海では、カモメよりも、カラスの方が、主導権
を握っているとのことだ。
 朱印書を買ったものの、貼り付けるのりがないとのこと。ならばせめてご飯粒はな
いかと尋ねるが、それもないとのこと。仕方がないので、朱印帳に挟んでおく。
 また、ここには、「鳴き石」と言って、たたくと、金属音のする石がおかれてある
。この石は、むかし、船のイカリとして使われていたとか。
 用事をすませた時点で、まだ11時ごろだったが、お腹がすいたので、坂を上がった
所にある、店に入り、昼食休憩。
 入った店は、地魚を中心とした店、「あさ彦」。
 料金は、それぞれがはらうということとなり、それぞれが好みの料理を頼む。そし
て、食べながら、自己紹介を兼ねての交流話。
 観光ボランティアの方は、特定の宗教を信じているわけではないが、宗教、そのも
のに興味がある方で、人助けをするなら、障害を持った人と、40年も前から想ってい
たのだが、なかなか機会がなく、今回それが実現したとのことだった。おせじかもし
れないが、私自身が役立ったのはうれしい。
 誘導ボランティアの方は、横須賀で、介護保険における、ケアーマネージャーをし
ておられるとのこと。ちょうど私が、三浦市内の有料老人ホームで、介護保険におけ
るマッサージによる機能訓練を行っており、話が合った。
 おお、これも、三浦七福神様のお引き合わせかも。
 食事を終えてフタタ日徒歩による七福神めぐりは続く。道路にそって、第4番の、
桃林布袋尊(とうりんほていそん)様のまつられている、見桃寺(けんとうじ)へ向
う。
 やがて、車の通行は少なくなり、歩道は、老朽化したというか、でこぼこの道とな
る。また、この道筋は、富士山がきれいに見えるスポットだそうだ。
 それと、また、途中、北原白秋の案内板アリ。
見桃寺は、三浦七福神の布袋様が祭られているだけでなく、源頼朝の別邸、三浦三崎
の3御所である、桃の御所でもあり、加えて、北原白秋の第1号の記念碑があるお寺
でもある。敷地は小さいが、見所が濃縮されているお寺だ。
 加えて、第6番から4番の道筋は、北原白秋ロードといった感じ。 
 ここにまつられている布袋様は、お寺の大きさに合わせてか?木彫りで小さい。
 さて、朱印書だが、こちらも、のりはおいていないとのことで、帳面にまた挟む。
ああ、のりを持参してくればよかった。
 さて、本日最後に巡る、第3番、「竹冠に全)籠弁財天(せんりゅうべんざいてん
)様のまつられている、海南(カイナン)神社は、見桃寺から、一般道を、10分ほど
歩いた所にある。ツマリ、各寺社間の距離が一番短い。
 ここには、三浦七福神の事務所もあり、神社では、雅楽が、多分録音だろうが、流
れている。物品も気合が入っていて、弁財天様の木製のオフだがある。
 また、のりもおいてあるとのことで、白髭神社、見桃寺の朱印書と共に、こちらの
朱印書も張っていただく。
 用事をすませた後、神社から徒歩1分くらいの三崎公園にて、解散し、本日の三浦
七福神巡りは終了となる。続きは明日で、この三崎公園に、御前8時に待ち合わせ。
 ちなみに、私の家は、この三崎公園から、徒歩で20分くらい行った所にある。
 と、いうことで、レポートも次回に

 つづく

** 田の三浦美咲の御所は、桜の御所、椿の御所。