如月 文実(きさらぎ ふみじつ)です。学生時代その2 2作品を投稿いたします。

 わが、四コマ物語ワールドにようこそ。作家としての人格、如月 文実(きさらぎ
 ふみじつ)です。
 今回の四コマ物語は、以下の2作品です。
 学生時代その2
                             ペンネーム如月文実
 この4コマ物語は、そうですね、大人・社会人にステップアップする前の学生を主
人公とした作品ですね。
 また、時代背景は、携帯電話が登場する前です。

 コレクトコール
 (1) 西部(にしべ)から東部(ひがしべ)に電話がかかってきた。と思ったら
、「すいません、うちの下宿に電話してください」と言ってすぐ切れた。「ようがあ
るならそのまま電話を続ければいいのに。変なやつ」。そう思いながら今度は東部か
ら西部に電話をかける。
 (2) 電話をするとすぐ西部が出た。内容はサークル活動での相談だった。話し
は15分で終わる。その後、東部は先ほどの電話の対応について質問する。すると、下
宿の電話で長話をすると、電話代がかかると家主さんに睨まれる。かと言って公衆電
話だと、自分にお金がかかり、長く話せないからと答えた。なるほど自分は自宅生な
ので、電話代は親が払う。しかし、西部の場合は下宿生だから、電話代も自分が払わ
なくてはならない。「下宿生もたいへんだな」と東部は納得した。
 (3) サークルの新入会員の北部(きたべ)から電話がかかってきた。そして、
西部と同じセリフを言って電話をきった。東部が電話し、問いただしたところ、やは
り西部からあどばいすされたことを白状した。
 (4) 南部(みなみべ)から電話がかかってきた。また、西部に入れチエされた
のか?同じセリフを言って電話をきった。しかし、東部は今回は電話をかけなかった
。南部は自宅生だからだ。
 連絡ミス
 (1) 花子から太郎の家に電話があった。台風が接近しているので、明日のミー
ティングは中止だということだ。太郎は、次回のミーティングはいつ開くのか花子に
聞いた。花子は、決まりしだい後日連絡すると言って電話を切った。次に花子は次郎
に電話をかける。しかし、電話がつながらない。後でまたかけるつもりだったが、つ
いかけそびれてしまった。しかし、太郎には電話したし、もしかしたら太郎から次郎
に電話をかけているかもしれない。それに、連絡がなくともこの台風だからわかるだ
ろう…と花子は思った。 
 (2) 太郎は花子からの電話の後、次郎のことを思った。次郎にも花子から電話
がかかるはずだ。でもかけた方がいいかな。いや、そんなことして、次郎から聞いて
いるといわれるのもいやだし、別に自分がわざわざ確認の電話をかけなくともいいだ
ろう。また、この台風だし、もし花子が電話をかけそびれても、次郎から確認の電話
がかかってくるだろう。
 (3) 次郎には一抹の不安があった。この台風で今日のミーティングは行われる
のだろうか。しかし、昨日花子からも太郎からも電話はかかってこなかった。という
ことはミーティングはあるのだろう。機能はうっかり、こちらから確認の電話をかけ
そびれてしまった。それに、当日電話をかけるのもカッコ悪いし、電話をかけなかっ
たからあるに決まっているといわれたらしゃくだ。
 (4) 結局ミーティングルームにはだれもいなかった。花子がちゃんと電話をか
けていたら、太郎が気をきかせて電話をかけていたら、次郎が自ら、確認の電話をか
けていたら。このうちの1つでも行われていたらこんなことにはならなかった。
ーーー 四コマ物語 説明
四コマ物語とは
 (1) 四コマ物語とは、私、如月文実(きさらぎ ふみじつ)が新たに開発した
文学形態(?)です。
 (2) 四コマ物語は、起承転落の4小節からなる小説です。
 (3) 題材は、日常生活のできごと・道端で転がっているような話・スポ−ツ・
社会風刺・おとぎ話・パロディ−などさまざまです。
 (4) みなさんも挑戦してみませんか。そして、001、002と、ネットの中に四コ
マ物語ワールドを作ってみませんか。

 特徴、可能性
 (1) 文が短く、読みやすい・読むのにつらくない。
 (2) その中にもジャンルがいろいろある。
(3) ジャンルの中でもバカバカしいのからシビヤーなものまで、バライティー
にとむ。
 (4) ジャンルがいろいろあり、この先好きなものだけ拾い読みできる。
 (5) ジャンルがいろいろあり、老若男女はばひろく楽しめる。
 (6) 読者自信が自由に新たな四コマ物語のサイトを作ることも可能。
 (7) この形式に当てはめればだれでも簡単に小節が書ける。
 (8) この形式に当てはめて、既存の小説を四コマ物語にすることができる(要
約四コマ)。
 (9) これを元に短編、長編小説を書くことも可能。 
 (10) (4)[落]を組替えることにより小説を改造できる(陰、陽)。
 (11) 将来、俳句、和歌のように、「四コマ物語集」ができるかも?
 (12) 将来、四コマ物語の大きなネットができるかも?